
創り手として孤高の才気を発する監督「松尾スズキ」さんの映画「クワイエットルームにようこそ」を、今日、パルコの映画館で見てきた。
総括するとこれまでの松尾スズキのお客さんに対する愛情あふれる作風よりも一歩身を引いて、人生のダーク路線を笑いと絶望で真面目に結んでしまうものだった。物語の最期は「次」(希望)につながるものに満ちているが、同時に払拭し得ない孤独感も描かれている。
人間的な喜劇、悲劇も最終的に「個」の寂しさに染めてしまう風味で、個人的には見終わったあとにテンションを回復するためのリハビリ時間が必要だった。
私的にもっとも感情移入した点が、酒と睡眠薬に負けた主人公「明日香」のやけっぱちな生活を強烈に描きつつ、それでも脱却して現実に戻り、自分の描く幸せを掴みたいと思う点である。
とにかく見終わったあとはこれまで歩んできた自分の人生と今後を見つめて、やっぱり孤独だと悟ってしまう悲しいものでした。
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